ストーリーボード ノードは、文章で記述したシーケンスを、関連する複数のパネルを含む 1 枚の画像に変換します。最終的な画像や動画を作成する前に、ショットを計画したり、キャラクターの動きを配置したり、カメラアングルを検討したり、シーンの進行を視覚化したりできます。
通常の画像生成とは異なり、ストーリーボードには連続性が必要です。人物、物体、環境、画面上の方向、アクションがパネル間で分かりやすくつながっている必要があります。このノードには、ストーリー、再利用可能なビジュアルルール、最大 16 枚の参照画像を別々に入力できるため、それぞれの要素を個別に調整できます。

1. ノードの入力を理解する
ストーリーボードノードには、3 種類の入力と 1 つの画像出力があります。
| 入力または出力 | 機能 |
|---|---|
| プロンプト | 今回の生成で使用するストーリー、アクション、ショット順、重要なシーンの詳細を記述します。 |
| システムプロンプト | ストーリーボードの解釈方法と表現方法を指定する、再利用可能な指示を定義します。 |
| 画像 | キャラクター、場所、小道具、衣装、スタイルの参照画像を最大 16 枚受け付けます。 |
| 画像出力 | 完成した複数パネルのストーリーボードを 1 枚の画像として返します。プレビュー、ダウンロード、別のノードへの接続が可能です。 |
2. ストーリーボードを設定する
ノードパネル下部のコントロールで、モデル、キャンバス、パネルグリッド、ビジュアルスタイル、生成方法を指定します。
2.1 画像モデルを選択する
最初のドロップダウンからモデルを選択します。利用できるモデルやその特長は変更されることがあり、モデルによって対応する設定の組み合わせも異なります。現在のモデル一覧と推奨用途については画像モデルを選択する を、各モデルが対応する設定と制限についてはモデル仕様 をご覧ください。
2.2 アスペクト比を設定する
アスペクト比は、各パネルではなく、ストーリーボード全体のキャンバス形状を決めます。次のオプションを利用できます。
| 比率グループ | 最適な用途 |
|---|---|
| 16:9 または 21:9 | 映画、ワイドスクリーン動画、横向きのショット計画 |
| 9:16 | 縦型動画、Shorts、Reels、モバイル向けストーリー |
| 1:1 | コンパクトなボードと正方形のプレゼンテーション |
| 3:2、4:3、5:4 | 従来型のボード、プレゼンテーション、バランスの取れた横向きレイアウト |
| 2:3、3:4、4:5 | 縦向きの構図とソーシャルコンテンツ |

最終出力に合う比率を選択してください。これにより、ストーリーボードで決めたフレーミングを後の制作に活用しやすくなります。
2.3 解像度を設定する
ストーリーボード画像全体の解像度として 1K、2K、4K のいずれかを選択します。解像度を上げるとキャンバス全体のピクセル数が増え、文字、矢印、各フレームを確認しやすくなります。パネル数が多い場合に特に有効です。

解像度を変更してもパネル数は変わりません。簡単な下書きには 1K または 2K を使用します。レビュー、プレゼンテーション、細部の確認に大きなボードが必要な場合は 4K を使用してください。この共通画像設定の詳細については、解像度を選択するをご覧ください。
2.4 パネル数を選択する
自動、4、6、9、12、16 パネルから選択します。それぞれのオプションで、1 枚のストーリーボード画像内に異なるグリッドが作成されます。

| パネル設定 | 使用する場面 |
|---|---|
| 自動 | プロンプトに基づいて CawCut にパネル数を選択させます。 |
| 4 | 短いアクション、単純なコンセプト、または各フレームを大きくしたい場合。 |
| 6 | 明確な始まり、中盤、結末がある簡潔なシーン。 |
| 9 | リアクションやカメラ変更を含められる、バランスの取れたシーケンス。 |
| 12 | 長いシーン、またはアクションの進行をより詳しく示す場合。 |
| 16 | 多数の展開をまとめて表示する必要がある、密度の高いショット計画。 |
パネル数を増やしても、必ずストーリーボードが良くなるわけではありません。各フレームに表情の細部、読みやすいラベル、複雑な配置が必要な場合は、パネル数を減らすか解像度を上げてください。
2.5 ストーリーボードスタイルを選択する
スタイルメニューを開き、自動、アウトライン、クレイ、スケッチ、シネマティック、リアル、3D、アニメ、コミック、サイバーパンク から選択します。

| スタイル | 最適な用途 |
|---|---|
| 自動 | プロンプトに合う表現を CawCut に選択させます。 |
| アウトライン | 視覚的な細部を抑えた、明快な構図計画。 |
| クレイ | 演技位置、奥行き、ポーズ、空間関係の確認。 |
| スケッチ | 手描き感のある表現豊かなプリビジュアライゼーション。 |
| シネマティック | 映画風の照明、フレーミング、ムード、ドラマチックな表現。 |
| リアル | 実物に近いキャラクター、場所、商品の視覚化。 |
| 3D | アニメーション、ゲーム、CG 風のプリビジュアライゼーション。 |
| アニメ | 日本のアニメを思わせるキャラクターとフレーミング。 |
| コミック | グラフィカルな線、インクの細部、コミック風の表現。 |
| サイバーパンク | ネオン照明、未来的な環境、高コントラストの SF ムード。 |
同じシーンでも、9 種類の手動プリセットによって見た目が大きく変わります。

スタイルは視覚表現を変えますが、明確なストーリープロンプトの代わりにはなりません。必要なアクション、ショット順、連続性を引き続き記述してください。
2.6 詳細設定を調整する
スタイルメニューの横にある設定アイコンを選択し、品質、プロンプト補正、画像数 を開きます。

| 設定 | 変更される内容 |
|---|---|
| 品質 | 生成品質のレベルを指定します。選択したモデルによっては、設定を高くすると時間やクレジットが多く必要になります。品質レベルを選択するをご覧ください。 |
| プロンプト補正 | 生成前に CawCut がプロンプトを拡張または調整するかを指定します。自動 は使いやすい開始設定です。 |
| 画像数 | 1 回の実行でストーリーボード全体の候補を複数生成し、比較できるようにします。詳しくは複数のバージョンを生成するをご覧ください。 |
3. ストーリーボードを生成して調整する
ノードの設定が終わったら、実行 を選択します。生成されたボードはノードのプレビューに表示され、画像 出力から利用できます。
結果を確認するときは、視覚的な仕上がりを判断する前にシーケンスを確認します。
- パネルが意図した順番で読めることを確認します。
- 重要なストーリー展開がそれぞれ 1 回ずつ、正しいタイミングで表示されているか確認します。
- パネル間でキャラクター、小道具、場所の細部を比較します。
- 画面上の方向、移動、カメラ変更に連続性があるか確認します。
- 不明瞭な展開、ルール、参照画像だけを修正し、ノードをもう一度実行します。
別案が必要な場合は、画像数 を増やします。1 つのボード内により多くのアクションを表示したい場合は、パネル数 を増やします。この 2 つは異なる問題を解決します。
4. より良いストーリーボードを作るヒント
- 時系列順に書く。 明確な順序で記述すると、モデルがパネルに分割しやすくなります。
- 各展開には主要なアクションを 1 つだけ設定する。 1 つの文に無関係なアクションをいくつも詰め込まないでください。
- ストーリーとルールを分ける。 ストーリー上の出来事はプロンプトに、再利用する表現や連続性の指示はシステムプロンプトに記述します。
- 繰り返し登場する要素の名前を統一する。 プロンプト全体でキャラクター、場所、小道具に同じ名前を使用します。
- 移り変わりを説明する。 人物が位置を変える、画面を横切る、新しい空間に入る、物を持ち上げるタイミングを記述します。
- 参照画像を目的に合わせて使う。 一貫させる必要がある人物の特徴、衣装、場所、小道具を優先します。
- 仕上がりより先に用途を決める。 アウトライン、スケッチ、クレイは計画に適しています。ムードや見せ方が重要な場合は、完成度の高いスタイルが役立ちます。
- 最終形式に合わせる。 ワイドスクリーン動画には横向き、縦型コンテンツには縦向きの比率を使用します。
5. キャラクターとシーンの一貫性を保つ
ストーリーボードは連続性の計画に役立ちますが、各パネルを最終的な画像や動画にするときは、より充実した参照素材とプロンプトが必要になることがあります。
- キャラクター一貫性ガイドに沿って、キャラクター、表情、ターンアラウンド、衣装、人間以外の被写体の参照シートを作成して使用します。
- シーン一貫性ガイドに沿って、場所のレイアウト、目印、照明、異なるショット間の空間関係を定義します。