動画で最も重視する要件に合わせてモデルを選びましょう。低コストで素早くコンセプトを試すなら MiniMax H3 、複雑なプロンプトや文章の指示への対応を重視するなら Wan 3.0 、自然な物理的動作や人物の一貫性を重視するなら Seedance 2.5 、ブランド表現や画面内の文字の一貫性を重視するなら Kling 4.0 が候補です。
以下の評価は、同じテキストプロンプト、6枚の参照画像、10秒の長さ、720p の解像度で、各モデルが1本ずつ生成した動画に基づいています。バリスタがカップを渡し、客がコーヒーを一口飲んでからカフェを出るシーンです。似た動画を制作するときのモデル選びの参考にしてください。
1. モデル評価
星が多いほど高評価です。 動画で特に重視する項目を比較してください。
| 評価項目 | Kling 4.0 | Wan 3.0 | MiniMax H3 | Seedance 2.5 |
|---|---|---|---|---|
| 自然なテンポで動作を最後まで描く | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| ショット間で人物・服装・小道具が一貫している | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| 動いている顔や体が自然に見える | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
| カメラの動きや構図が指示どおりになる | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 手の接触や物の動きに違和感がない | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 参照素材の細部を保ちつつプロンプトに従う | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 光や天候の変化が自然 | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ロゴやブランドの細部が鮮明で正確 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| ショット間で場所や配置が一貫している | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 効果音の音量が適切で動作に合っている | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 音楽がシーンに合い、切り替わりも滑らか | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画全体で文字が読みやすく安定している | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| プロンプトや参照素材を多く入力できる | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| 動画の生成が速い | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 1秒あたりのクレジット消費が少ない | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
2. コスト・速度・入力上限
| 評価項目 | Kling 4.0 | Wan 3.0 | MiniMax H3 | Seedance 2.5 |
|---|---|---|---|---|
| クレジット消費 | 15/秒 | 16/秒 | 11.3/秒 | 45/秒 |
| 生成時間 | 2.93 分(175.8 秒) | 7.98 分(478.7 秒) | 3.10 分(185.7 秒) | 5.80 分(348 秒) |
| 入力上限 | テキストプロンプト:8,000 画像:10 動画:5 | テキストプロンプト:20,000 画像:10 動画:5 音声:5 | テキストプロンプト:7,000 画像:6 動画:3 音声:3 | テキストプロンプト:30,000 画像:30 動画:10 音声:10 |
生成を始める前に、選択したモデルの設定とクレジットの見積もりを CawCut で確認してください。
3. モデルの選び方
| 動画の要件 | おすすめのモデル | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 低コストかつ短時間で生成し、コンセプトや表現の方向性を比較したい | MiniMax H3 | コンセプト動画や初稿に向いています。表の中では1秒あたり 11.3 クレジットと最も低コストで、今回のテストでは生成時間も約 3.10 分だったため、複数のアイデアを試しやすいモデルです。 |
| 複数の動作、カメラの指示、特定の順序を含む複雑なプロンプトを使いたい | Wan 3.0 | 文章の指示に従うことを最優先にする場合に適しています。今回の比較では動作の流れが明確で、最後のショットも指定されたカメラアングルになっていました。生成時間には余裕を持たせ、参照素材の再現度や細部を確認してください。 |
| 握る、持ち上げる、製品を使うといった動作を自然に見せたい | Seedance 2.5 | 違和感のない接触や自然な動きが重要な動画に適しています。特に、手の接触と物の動きがうまく連動していました。 |
| 複数の動作やショットで人物とシーンの細部を一貫させたい | Seedance 2.5 | 一連のシーンを通して、人物、服装、小道具、場所を同じものとして認識できるようにしたい場合に適しています。今回の比較では、顔の細部や連続性が特に安定していました。 |
| 動画全体でロゴ、ブランド表現、画面内の文字を一貫させたい | Kling 4.0 | ブランドの細部をはっきり認識できることを重視する場合に適しています。今回の比較ではブランド表現の評価が最も高く、文字の一貫性も高評価でした。 |
素早く低コストでコンセプトを試すなら MiniMax H3、複雑なプロンプトなら Wan 3.0、自然さと一貫性なら Seedance 2.5、ブランド表現と文字なら Kling 4.0 から試してみましょう。 評価表と詳細比較を合わせて、動画の要件に関わる長所や注意点を確認してください。
4. 比較結果を見る
詳しい結果や評価の根拠は、4モデルの詳細比較で確認できます。CawCut の比較ワークフローを開くと、入力素材と生成された動画全体を自分で確認できます。
自分の動画で比較するときは、プロンプト、参照素材、長さ、解像度、その他の利用可能な設定をできるだけそろえてください。動きと音声を最後まで確認し、使用する予定のショットを複数回生成して結果を比較しましょう。